ギターの各部分の名称と役割

1.ギターは、ヘッド、ネック、ボディーの大きく3つの部分からなります。


2.3つの部分のそれぞれは、さらに次のようなパーツに分かれています。

 ヘッド(Head)

ペグ(Peg)・・・弦が巻き付けられている部分で、つまみを回すことでチューニング(調弦)をします。

ナット(Nat)・・・ヘッド側の弦の支えになっている白い棒のことで、6本の弦がはまる溝が彫ってあります。


 ネック(Neck)

ネック(Neck)・・・指板の取り付けられている部分です。ギターによって、厚さや幅、断面の形などが異なります。

 

指板(Finger board)・・・弦を押さえる部分で、ネックの表面からボディーにかけて張られています。黒色をしていることが多いです。

 

フレット(Fret)・・・指板に打ち込まれた金属の棒で、その位置で音の高さが決まる重要なパーツです。その数は、ギターによって異なりますが、およそ20本打ち込まれています。

 

ポジション・マーク(Position mark)・・・指板の側面や表面に付けられた小さな印です。5フレットと、7フレット、12フレットに付けられていることが多いです。細かく付けられている場合には、9,15,17フレットなどにも付けられています。

ポジション・マークのないギター・・・

ポジションマークのないギターは、小さなシールなどを貼って、弾く際の目安にすることが多いです。また、ギター制作家に依頼すれば、新たにポジション・マークを取り付けることもできます。


 ボディー(Body)

サウンド・ホール(Sound hole)・・・ボディーで増幅された音を外に出すための穴です。

 

ブリッジ(Bridge)・・・弦をボディーに固定する部分で、弦を入れる穴が設けられています。

 

サドル(Saddle)・・・ブリッジ上にある弦を支える部分です。サドルは、ブリッジに差し込まれているだけで接着はされていないので、弦交換の際などは注意が必要です。

ボディー・・・

表面版、側面版と裏板から成っていて、弦から出た音が、その中で増幅されサウンドホールから出ていく仕組みになっています。

サドル・・・

弦高(弦の指板からの高さ)を決定する重要なパーツです。専門家に依頼すれば、サドルを調整し弦高を変えることもできます。