第1回  音楽と平和のパッチワーク展について



ごあいさつ


 「音楽と平和のパッチワークプロジェクト」は、人々に作曲の楽しさを伝え、心のゆとりを失いがちな現代社会の中に「作曲→心とともに考える習慣」を育むことを目的としたプロジェクトです。

 「音楽と平和のパッチワーク」というタイトルには、作曲を通して自分の想いをみつめたり他者の気持ちに気づかされたりすることが、人々の相互理解の土台となり、やがては平和の礎となるという信念、また一曲一曲にあらわれた小さな想いを大切にしながら、その交響を図りたいという想いが込められています。  

 

 この展示では、プロジェクトのスタートからおよそ1年の間に長崎で行ってきた作曲の普及活動の成果として、昨夏より作曲の講座を受けられている方々および、今年7月に行われた「はじめての作曲ワークショップ」へ参加しはじめて作曲をされた方々の作品を、手書きの楽譜や音源、作者のコメントとともに展示しています。  

 それぞれの筆致をたどりながら、できれば一緒に口ずさんでみながら、各人がオリジナル のメロディーと歌詞にのせた想いを感じ取っていただけましたら幸いです。

 

音楽と平和のパッチワークプロジェクト代表 山下 光鶴


【講師プロフィール】

 

山下 光鶴  Terukaku Yamashita

ギタリストコンポーザー。長崎ギター音楽院院長。 長崎出身。長崎東高校卒業後にドイツのベルリン芸術 大学に留学、クラシックギターと作曲を学ぶ。以降ベ ルリンを拠点にヨーロッパやアジア各地でギタリスト、 作曲家として活動。また、ベルリンの複数の音楽学校 で教える。2020年、7年間のドイツ生活より帰国 し、現在は長崎での音楽教育、音楽環境創造に重点を 置きながら活動中。


「Teacher’s Note」より


作曲をしての感想